八百屋「SENDOYA」郡山オープン 特典付きインスタ活用

 
「野菜にプラスの価値を与えたい」と意気込む音川さん

 「ワクワクできる八百屋」を目指す。郡山市の音川凌太朗さん(21)が今月、同市富久山町字久保田に八百屋「SENDOYA(せんどや)」を開店した。「安さプラスアルファの価値を届けたい」と野菜の魅力を発信する。

 「本当に欲しい物を買うときはワクワクするはず。スーパーにはそれがない。安い物に加えた価値を届けたい」。開店から約3週間、木目を基調とし、装飾にもこだわった店内には若者を中心に客が絶えない。開店前には目玉商品の焼き芋を求める列ができ、生産が間に合わないほどだという。

 秘密はインスタグラム。3日の開店前は100人だったフォロワーは、3%引きの特典を付けるなどして3週間で10倍増に。ネギ1本25円、ジャガイモ、タマネギ1個15円など安さも注目を集める理由だ。契約農家の野菜を販売していることに加え、ごみと人件費削減のため無駄な包装の費用を減らし、セルフレジを導入する工夫が値段に反映されている。

 実家の音川青果(同市)で2年間働いた後の開業で、野菜への思いは強い。「若い人は野菜不足と聞くが、プラスの価値を与えれば買うはず。いい空間で買うことで誇らしく思わせたい」。今後はユーチューブなど動画で販売する野菜を使ったレシピを紹介する予定という。