いわきで力強く燃える聖火「復興の火」 福島県最後の巡回展示

 
「復興の火」の展示を終え、納火式で聖火皿からランタンに移される聖火=25日午後、いわき市・アクアマリンパーク

 東日本大震災の被災3県で東京五輪の聖火を巡回展示する「復興の火」が25日、いわき市小名浜のアクアマリンパークで展示された。東京五輪が延期となり聖火リレーは中止となったが、予定より縮小して「復興の火」の展示を実施。最後の巡回展示に、県内外から約3600人が訪れ、震災の津波被災地で力強く燃える聖火を見届けた。

 新型コロナウイルス感染防止のため、観覧客同士が間隔を空けるように措置が講じられた。

 聖火リレーを走る予定だったランナーの姿もあった。同市の最終区間を走る予定だった四倉中2年の生徒(14)は「聖火を見て、やっぱり走りたいという気持ちはある。次回も走る機会があるとうれしい」と前を向いた。

 同市の女性(51)と長女(24)は、聖火皿からランタンに火を移す納火式を動画で撮影するなど、最後まで見守っていた。「リレーを生で見てみたい」と今後に期待を寄せた。

 複数の場所で聖火を保管か

 当面は県内に置かれることになった聖火について、複数の場所で保管、展示される可能性があることが25日、分かった。当初のリレーのスタート地点、Jヴィレッジ(楢葉町、広野町)などが候補とみられる。大会組織委員会幹部が明らかにした。