会津の特産福袋に 東山温泉・庄助の宿瀧の湯、ネット販売に力

 
瀧の湯がインターネットで販売しているマスクや食品など

 新型コロナウイルスの感染拡大で休業中の会津若松市の東山温泉「庄助の宿瀧の湯」は、従業員らが手作りしたマスクや地元産品などを詰め合わせた福袋などのインターネット販売に力を入れている。新たな収益を生んでいるだけでなく、取引業者や宿泊客との関係づくりにも一役買っている。

 瀧の湯によると、マスク、福袋のネット販売は、いずれも4月下旬から始めた。マスクの素材には、売店にあった会津木綿を活用。豊富な色柄でおしゃれが楽しめる点が好評だったことから、最近は会津木綿以外にも子どもに人気が出そうな色柄の布でマスクを作っている。自宅待機になったり、出勤しても仕事が少ない従業員が作製を担当。「もっと大きなサイズが欲しい」「紺色系のスーツに合う色柄のマスクを作って」などの細かい要望にも取引先の呉服店に協力を求めながらできる限り応えている。商品は公式オンラインショップなどで取り扱っている。

 福袋には、漬物など食品納入業者の商品を詰めた。斎藤純一会長(70)は「納入した商品が在庫になり、取引業者も困っていた。『共に頑張りましょう』と伝えたくて、福袋の販売を始めた」と語る。

 ネット販売には、連日10件を超える注文があるという。購入者から「今は大変な時期ですが、営業再開したら必ず行きます」とのメッセージが数多く寄せられているといい、斎藤会長は「お客さんとのつながりを保てているのがうれしい」と笑う。