「学校再開」前倒し...各市町村で加速 福島県の通知受けさらに

 

 政府が新型コロナウイルス特別措置法に基づく本県の緊急事態宣言を解除したことを受け、県内の市町村で15日、臨時休校していた小中学校の再開時期を決める動きが相次いだ。地域の感染状況や、それぞれの学校現場の準備などを踏まえて判断した。各市町村は、再開日まで分散登校などの取り組みを進め、スムーズな学習再開を目指す。

 このうち、25日に再開する本宮市は、再開に先立ち、18~21日はクラスの人数が半分程度になるようにして午前授業の分散登校を行う。学校給食も18日から再開する。中学校の部活動は25日から再開し、1時間程度の基礎練習などを認める。

 南相馬市は学校再開に向け、12日から実施している学年やクラスごとの分散登校を充実させ、19日から全員登校とする。全員登校の段階では授業は行うものの出席を強要するものではなく、登校しなかった児童生徒には個別に対応する。新地町は18日から全学年で短縮授業を行い、準備する。

 一方、正式な学校再開日を決めず、18日からの段階的な学校機能の再開を決めたのは白河市と須賀川市。ともに授業時間を段階的に増やし、25日ごろから通常の時間割で授業を行うスケジュールで調整している。

 ただ、休校によって生じた授業の遅れなどが課題となっている。いわき市は15日、授業日の振り替えについて、夏休みの7日程度、冬休みの2日程度を充てる方針を固めた。さらに5日程度の土曜日授業も実施する予定だ。

 県内では学校再開の日程が未定の市町村もあるが、県教委が15日に県立学校の「6月1日全面再開」の方針を打ち出したことから、今後は市町村ごとの方針決定が加速化する見通しだ。

 学法石川と石川義塾は18日授業再開

 学法石川高と石川義塾中は国が本県の緊急事態宣言を解除したことを受け、18日に授業を再開する。両校が15日に発表した。

 両校は4月21日から休校し、オンライン授業を行っていた。再開に当たりクラスの担任が生徒一人一人と面談を行い、心のケアに努める。両校は「生徒の不安や悩みを解消できるように対応したい」としている。