「夏用マスク」人気 運動着の生地利用、福島・クラロン製造

 
丁寧に手作業で作られている夏用布マスク

 運動着専門メーカーのクラロン(福島市)は、運動着の生地を利用した夏用布マスクの製造を始めた。気温が高くなるに連れてマスク着用に息苦しさを感じる人が増える中、通気性などに優れた夏用のマスクが人気を呼び、全国から注文が相次いでいる。

 同社はこれまでも運動着の素材と縫製技術を生かして通常のマスクを製造していた。一方で、マスク着用による暑さの解消も課題となり、さらっとした肌触りの夏用マスクを考案。通気性と速乾性、抗菌・防臭効果のある運動着の素材を使い、肌が接する裏面は接触涼感素材を組み合わせるなど工夫した。

 18日にはマスクのほか医療用防護服5千着の製造も始めた。同社の田中須美子会長(95)は「注文数に驚き、会社を挙げて製造している。新型コロナの対応で大変な思いをしている多くの人に元気を出してもらえるよう頑張りたい」と話した。