昭和の気分をケーキに 猪苗代・菓子店「日乃出屋」が20日発売

 
ケーキを手に「曲のメロディーや情景を思い浮かべながら食べてほしい」と話す福地さん夫妻

 猪苗代町の中ノ沢温泉街にある菓子店「日乃出屋」は20日、作詞家丘灯至夫と作曲家古関裕而の本県ゆかりの音楽家2人による名曲「高原列車は行く」をイメージした「懐かしのブランデーケーキ」(税別1200円)を発売する。ケーキを作った同店3代目の福地顕さん(50)と、妻の理恵さん(45)は「曲のメロディーや情景を思い浮かべながら食べてほしい」と話している。

 古関をモデルにしたNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「エール」の放送に合わせ、曲のモデルで、かつて猪苗代を走り「マッチ箱」の愛称で親しまれた沼尻軽便鉄道を発信したいと企画した。

 「お店は和菓子のイメージが強いが、洋菓子を出してみよう」との理恵さんの提案から、昭和時代の雰囲気がある洋菓子を探したところ、約20年前の結婚式の引き出物のブランデーケーキが思い浮かんだ。

 製造元の鈴芳パン店(郡山市)から作り方を学んだ顕さんが試行錯誤し、町産ブランド米「いなわしろ天のつぶ」の米粉を入れてふんわりと焼き上げ、ブランデーを染み込ませた。しっとりした食感で、ブランデーの香り、風味とともに、奥深い甘みが口の中で広がるという。

 レトロな雰囲気に仕上がったパッケージには、沼尻軽便鉄道のイラストが描かれ、歌詞も書かれている。

 同店のほか道の駅猪苗代で6月1日から販売を開始する。同店オンラインショップでも購入できる。問い合わせは同店へ。