「イオンシネマ福島」営業再スタート 座席制限、来場者は検温

 
前後左右間隔を置いた席を予約する設定の自動発券機=22日午後、福島市・イオンシネマ福島

 福島市の映画館「イオンシネマ福島」は22日、営業を再開した。検温や座席数を減らす制限はあるが、再開を待ち望んだ市民らが劇場に足を運んだ。

 同館は4月18日から休館していた。休館前は新型コロナウイルスの感染防止として客席を1席ずつ空けていたが、今回はさらに座席を制限。前後左右に人が座らないように間隔を取り、従来の4分の1の座席数に減らした。

 スタッフはマスクとフェースシールドと手袋を着用。来場者に対して検温も実施するなど、感染拡大防止に神経をとがらせている。千田健一総支配人(50)は「観客が不安を感じずに来場できる環境を整えていきたい」と話した。この日は、東京電力福島第1原発事故直後の現場で対応に当たった作業員らの姿を描いた映画「Fukushima50(フクシマフィフティ)」など17作品が上映された。福島市の男性(75)は「久しぶりにスクリーンで映画を見られて気分が晴れた」とほほ笑んだ。

 「フォーラム福島」営業再開

 福島市の映画館「フォーラム福島」も22日、営業を再開。約150人が来場した。例年と比べると半分程度の客入りだが、1週間早く再開した東北5県の系列映画館と同程度の数字だった。阿部泰宏支配人(57)は「希望が持てるリスタートになった」と安堵(あんど)した。