21年春・県立高入試...大会実績判断せず 実技・努力の過程重視

 

 県教委は2日、来春の県立高入試で本年度の部活動などの大会実績を「特色選抜」などの合否の判断材料にしない方針を決めた。新型コロナウイルスの感染拡大で各種大会の中止が相次いでいることを受けた措置。実技や面接などで能力や適性を見極め、入試に臨む中学3年生の受験機会の平等と公平な合否判定につなげる考え。

 今春導入された入試制度のうち、前期選抜の特色選抜では、各校が「志願してほしい生徒像」を示し、部活動での県大会以上の出場経験などといった出願要件を定めている。本年度は運動部、文化部を問わず各種大会の中止が決まり、県教委は一般選抜、連携型選抜、後期選抜も含め、本年度の大会実績を点数化しないことにした。

 代わりに実技試験や面接でこれまでの練習内容や努力の過程などをみる。ただ1、2年次の大会実績は点数化することができ、英検など資格試験については今後実施される可能性があることから判断材料とする。

 県教委「配慮する」

 県教委は2日、特色選抜について、大会実績や資格取得などに限定せず「部活動で顕著な実績または高い能力を有すること」など大会実績がなくても受験できる条件にするよう各校に通知した。県教委は「長期休校で思うような部活動ができなかったが、不平等が生じないよう最大限配慮するので安心して受験してほしい」(高校教育課)としている。

 県立高入試は今春、新制度を導入。従来の1期選抜と2期選抜を一本化した前期選抜と従来の3期選抜に相当する後期選抜で行われた。前期選抜は特色選抜と一般選抜に分かれ、受験生全員に学力検査を課した。