福島県、出生率1.47!関東以北で最高 全国順位は20位→16位

 

 2019年生まれの赤ちゃんの数(出生数)は統計開始以来最少の86万5234人だったことが5日、厚労省の人口動態統計(概数)で分かった。前年比5万3166人減で90万人割れは初。女性1人が生涯に産む子どもの推定人数「合計特殊出生率」は1.36で、前年から0.06ポイント低下した。

 県内の出生数は前年比943人減の1万1552人となり、過去最少を更新した。合計特殊出生率は1.47で前年を0.06ポイント下回り、3年連続で減少したが、関東以北で最高となった。全国順位は前年の20位から16位に上がった。

 県は「減少幅としても大きく、厳しい状況と受け止めている」(こども・青少年政策課)としている。県は、県人口ビジョンで40年に「希望出生率2.11」を掲げている。県の調査では出会いの少なさや経済的理由から若者が結婚しない状況があることから、雇用の創出を図るとともに、出会いから結婚、出産、育児と切れ目のない支援を行い、出生率向上につなげたい考えだ。

 政府は5月に閣議決定した第4次少子化社会対策大綱で、若い世代が希望通りの数の子どもを持てる「希望出生率1.8」を目標に掲げた。だが、少子化はとどまる気配がなく、実現は容易ではない。大綱は不妊治療にかかる費用負担の軽減などを提言しているが、子育て環境などの整備に、さらなる支援が急務だ。

 一方、死亡数は138万1098人となり、戦後最多。出生数から死亡数を引いた人口の自然減は51万5864人で、過去最大の減少幅だった。