「裁判員裁判」7月14日再開 福島地裁、感染防止へアクリル板

 
透明のアクリル板で仕切られた裁判員席=福島地裁

 新型コロナウイルスの影響で延期されていた県内の裁判員裁判が、7月14日に再開する。福島地裁が29日、明らかにした。飛沫(ひまつ)感染防止のため、法廷の裁判員席の間にアクリル板を設置するなどの感染症対策を導入する。

 県内では、感染症拡大を受けて福島地裁の1件、地裁郡山支部の2件の計3件の裁判員裁判の期日が取り消しとなった。14日は、福島地裁でこのうち1件の審理が始まる予定だ。

 感染予防対策として裁判員席に設置するアクリル板は高さ60センチで、このほか一般傍聴席53席も半分以下の19席に減らす。休廷中の換気なども徹底する。

 法廷でのマスク着用も要請する。一方で裁判員が被告人の表情を見ることができないことが、審理に影響を与える可能性を指摘する声があることについて、福島地裁の鹿子木康所長は「公判前整理手続きで打ち合わせをした上で、フェースシールド着用など必要に応じて個別の対応をしていく」とした。