「デジタル通貨」学内活用!国内初 会津大とソラミツ共同開発

 
「白虎」を利用し、買い物をする学生。タブレット端末に表示されるQRコードを読み取り、スマートフォンで決済する

 会津若松市に拠点を置くベンチャー企業「ソラミツ」と会津大が共同開発したデジタル通貨「白虎」の運用が1日、同大で始まった。学内の食堂と売店で利用できる。

 白虎には、同社と同大が共同開発したブロックチェーン「ハイパーレジャーいろは」を利用している。ブロックチェーンは、複数のコンピューターが取引記録を共有する仕組みで、データの改ざんが難しく安全性が高い。ブロックチェーンを使ったデジタル通貨の運用は国内初という。

 食堂、売店であらかじめ現金を支払って入金した上で、店内での利用時に店舗にあるタブレット端末のQRコードを読み取ってスマートフォンの専用アプリで決済する仕組み。通常のキャッシュレス決済では、導入店舗への入金まで1カ月程度かかることもあるが、白虎はすぐに入金されるため、資金繰りを圧迫しない利点がある。

 当面は関係者数十人で運用し、出入金記録の正確性などを確認。問題がなければ9日から学内に広く利用を呼び掛ける。大学関係者以外も利用できる。

 開発に携わった同大の藤井靖史客員准教授(42)は「利用者が増え、アプリに地元企業などの広告が入れば、手数料率をゼロにできる。まずは小さなシステムとして運用を安定させたい」と話している。