新型コロナ、必要病床数見直しへ 福島県、国の推計に基づき精査

 

 新型コロナウイルス感染症を巡り、県は医療機関への入院とホテルでの宿泊療養を合わせた病床の確保目標を今月中に見直す。県は現在、感染ピーク時に800床程度が必要になると見込んでいるが、国の患者推計モデルなどに基づき、必要病床を精査する方針だ。

 3日の6月定例県議会福祉公安委員会で県が説明した。国の専門家会議は6月、国内の感染動向や、これまでに実施された感染拡大防止の協力要請の効果を基に「新たな流行のシナリオ」を作成。県はこれらを基に、年齢階級や地域の人口割合などを踏まえてピーク時の患者数を推計する。

 県は4月時点のPCR検査数などを基に、ピーク時に800床程度が必要になると試算した。今回の見直しでは、感染が拡大した際の営業自粛要請など国や県の社会的介入がより考慮されるため、ピーク時の感染者数の推計は4月時点より少なくなる可能性もある。

 県が現在確保している病床数は、重症患者などを受け入れる医療機関229床と宿泊療養施設100室(床)の計329床。委員会で県担当者は「329床に加えてさらなる確保を進める」と述べ、医療態勢の充実を図る考えを強調した。