女性写真家トンネル建設に迫る 写真集注目、川俣に1年通い撮影

 
写真集を出版した山崎さん

 川俣町のトンネル建設工事に密着した写真集「トンネル誕生」が注目を集めている。撮影者は神戸市出身の写真家山崎エリナさん。山崎さんは「一人一人の技術者が映画の主人公のような格好良さがある。トンネルも人の力でできているということを感じてもらえたら」と話している。

 写真集はグッドブックス(東京)から発売され、県内書店でも特別コーナーが設けられるなど好評だ。

 山崎さんは「ふくしま復興再生道路」に位置づけられる国道114号泡吹地トンネル(延長203メートル)の建設工事に同行。準備から掘削、コンクリート打設といった工程に立ち会いながら作業員の表情を追ってシャッターを切った。

 トンネルは昨年9月に完成。撮影のため約1年通い続けた。「ある時は母の産道にいる胎児のような心地よさがあり、防水シートが輝く光景はSF映画の世界のような美しさだった」とトンネル工事の魅力を表現する。

 これまでも県内の工事現場や作業員を被写体に写真集を発表してきた。今回は寿建設(福島市)が撮影に協力し、日本トンネル専門工事業協会が解説を担当した。

◆県内書店で販売中 ホームページで動画公開

 A4変型判96ページ。価格は2420円。県内の各書店で販売中。
 出版を記念し、グッドブックスのホームページで山崎さんのインタビュー動画を公開している。URLはhttps://good‐books.co.jp/