「テークアウト」狙え1位 いわきの飲食店、13日からグランプリ

 
限定メニューが考案されるなどいわき市全域で需要が続くテークアウト。写真はピッコロの「魚介類のパエリア」

 新型コロナウイルス感染拡大で人気を集める飲食店テークアウトのいわき人気ナンバー1を決める「テークアウトグルメグランプリ(T―1グランプリ)」は13日、いわき市で始まる。タクシーでの配送数を26日まで競い、27日に結果を公表する。

 実行委員会が10日、市役所で会見し、関係者が「テークアウトをいわきの新たな魅力に育てたい」と思いを語った。

 参加店舗は、市タクシー事業協同組合と連携した配送サービス「おつかいプロジェクト」に加盟する飲食店。12日が応募締め切りで、現在は飲食店112店のうち約40店がエントリーしている。

 1回のタクシー配送を1ポイントとして、26日までの獲得数を集計する。20日まではおつかいプロジェクト、ぐるっといわき、テイクアウトいわきのウェブサイトで、途中経過として上位10店を毎日発表する。結果の公表後、グランプリの店のPR動画を制作し、動画投稿サイト「ユーチューブ」などで公開する。

 コロナ禍の「生き残り策」で飲食店が導入したテークアウトは市全体に浸透する。実行委は、タクシー12社による市内全域への配達や市の補助金などの環境がほかの自治体より進んでいることに着目。「テークアウト文化を根付かせて『第2波』に備えられる基盤をつくりたい」。照井義勝実行委員長(59)は開催の狙いを語る。

 「店内飲食と並ぶ柱の一つ」と話すのは、参加店の酒と食の工房「Piccolo(ピッコロ)」=同市平=の鈴木和広社長(46)。4月に本格的にテークアウトを始め、限定メニューも誕生した。鈴木社長は「店内は3密回避で人数を制限しており、テークアウトも重要な収入源」とテークアウト文化の定着を期待する。

 市民の参加方法は、参加飲食店のテークアウトを注文し「おつかいプロジェクト」に配送を申し込む。問い合わせは実行委(電話0246・29・6868)へ。