「宿泊費5000円補助」県外への拡大見送り 追加販売10万泊分

 

 県民の宿泊費を1泊当たり5000円補助する事業を巡り、内堀雅雄知事は13日の定例記者会見で、今月下旬から追加販売を予定する10万泊分について「現時点では県外への割引対象の拡大は考えていない」と述べ、当面は引き続き県民に限定する意向を示した。首都圏や関西圏で新型コロナウイルス感染症が再拡大しており、本県への感染リスクの波及を避けるための判断。

 県民限定の宿泊割引はこれまでに7万4000泊分を取り扱い、県は追加の10万泊分に関し、全国の感染状況を踏まえ、県民以外への拡大も検討するとしていた。内堀知事は会見で「全国で新たなクラスター(感染者集団)の発生や感染再拡大の兆候が見られ、強い懸念、憂慮を抱いている」と見送りの理由を説明した。

 その上で県民に対しては「常に感染リスクがあることを念頭に置いてほしい」と強調し、県外に外出する際の感染リスクの把握と慎重な対応を重ねて求めた。事業者については、県外で新たな感染が発生した事例を踏まえ、必要に応じて感染防止対策の指針の見直しを呼び掛けた。