郡山・星総合病院「止水」対策工事完了 外壁や遮水扉など設置

 
敷地内への水の流入を防ぐため設置された止水壁

 昨年の東日本台風(台風19号)で浸水被害を受けた星総合病院(郡山市)は、復旧と併せて「恒久的な止水対策」の工事を完了させた。敷地内への水の流入を防ぐ外壁や重要設備を守るための遮水扉などを設置し、水害に強い病院を目指す。20日、敷地内のメグレズホールで開いた「台風19号の水害からの復興セレモニー」で報告した。

 病院は、近くを流れる逢瀬川の越水によってほぼ全ての建物が床上浸水した。人的被害はなかったが、多くの検査機器が水没したため復旧に時間を要し、被害額は約18億円に上った。

 被害を踏まえ、敷地内への水の流入を防ぐコンクリート壁や水門を設置したほか、非常用電源や医療ガスなどの重要インフラ設備の周りには壁や遮水扉を設置。ほかにも、止水板や下水管からの汚水逆流を防ぐ配管、雨水の排水ポンプなどを整備した。

 セレモニーは病院の開設95周年記念式典に合わせて開かれた。星北斗理事長が「多くの方々の力を受けてこの日を迎えられ、感謝している。これからも地域の宝といわれる病院を目指し、日々努力していく」とあいさつ。施設や療養環境の復旧に貢献した2社に感謝状を贈った。来場者には台風災害から復旧までをまとめた冊子「台風19号を乗り越えて」を配った。