勿来の関「トレッキング」3コース整備!いわき・勿来自然公園

 
現地調査で急斜面を登る学生

 NPO法人勿来まちづくりサポートセンターや地域団体、学生らでつくる「勿来の関トレイル実行委員会」は、いわき市の県立勿来自然公園内にある未舗装の遊歩道や山道をトレッキングコースとして再整備し、勿来の関の新たな魅力として発信する。年度内にコースマップを作製し、記念トレイルイベントを開催する。

 奥州三関の一つに数えられる勿来の関を核にした取り組みを展開し、交流人口の創出を目指す。自然との触れ合いや健康づくりなどのテーマに加え、倒木や立ち枯れの樹木に彫刻してコースの目印にするなど、芸術もテーマの一つに取り入れる。

 8月上旬から三つのコースの整備に着手する。三つのコースとは別に勿来海岸までつながる道もあり、災害時の避難路として使用できるよう整備する計画。

 18日は同公園内にある交流スペース勿来(なっくる)で、第1回実行委が開かれた。19日は実行委の舘敬同NPO理事長や平子吉政県山岳連盟会長、復興支援に携わる芝浦工大と筑波大の学生ら11人が、三つのコースの現地調査を行った。

 コースはいずれも起伏に富んでおり、ゴール地点からはそれぞれ太平洋を眺めることができる。参加者は「疲れたが、歩いているうちに変わる景色や波の音、土の感触などを五感で楽しめた」「安全対策をきちんとすれば、ほかの遊歩道と差別化を図れるのではないか」などと感想を述べた。