郡山で飲食店「爆発」...男性1人死亡 ガス漏れか?19人重軽傷

 
ガス爆発が起きたとみられる現場。がれきが散乱して骨組みだけが残っている=30日午前10時30分ごろ、郡山市

 30日午前9時ごろ、郡山市の飲食店「しゃぶしゃぶ温野菜郡山新さくら通り店」で爆発があったと119番通報があった。男性1人が死亡し、40代の女性2人が重傷、17人が軽傷を負った。店舗は改装工事中で、ガスが漏れて爆発した可能性があり、県警は業務上過失致死傷の疑いも視野に調べている。総務省消防庁も職員を派遣、郡山地方消防本部と連携して原因究明に当たる。

 県警や消防本部によると死亡したのは改装工事の現場管理者で仙台市の会社員、男性(50)。店舗北側出入り口付近から死亡している状態で見つかった。県警は31日に福島医大で司法解剖し、詳しい死因を調べる。軽傷の17人は20~80代で男性13人、女性4人。現場近くの会社の関係者や銀行の利用客らが負傷した。

 消防本部などによると、店舗は鉄骨平屋で延べ床面積は約164平方メートル。店は調理場でプロパンガスを使っていた。爆発で屋外にあったガスボンベ6本が散乱し、うち3本からガスが漏れていた。爆発による破損の可能性もあるという。

 「しゃぶしゃぶ温野菜」をチェーン展開する会社を傘下に持つ外食大手コロワイド(横浜市)などによると、店は新型コロナウイルスの影響で4月24日から休業し、改装工事を行っており、今月31日に工事業者から引き渡され、8月3日に営業を再開する予定だった。

 死亡した男性は午前8時57分に店舗のセキュリティーを解除した。爆発は直後に起こったとみられる。当時いたのは死亡した男性1人だった。前日の29日には内装工事のほか、調理場のガスコンロを電磁調理器具のIHに交換するためのコンセントの増設を行っていた。ガスに関係する工事はしなかったという。

 郡山署は半径約150メートルを規制して住民に避難を呼び掛けた。市は避難所を開設、現場周辺の市道(新さくら通り)を通行止めにした。