朝の郡山住宅街『ごう音』響く 飲食店爆発、銀行利用客ら負傷

 

 30日午前9時ごろ、郡山市の飲食店「しゃぶしゃぶ温野菜郡山新さくら通り店」で爆発があったと119番通報があった。

 朝の住宅街に突然、「ドン」という地響きを伴ったごう音が響いた。「しゃぶしゃぶ温野菜郡山新さくら通り店」の外壁は吹き飛び、鉄骨はむき出しに。灰色の煙も立ち上った。「体が浮くような衝撃だった」「煙で目の前が真っ白になった」。住民は口々に恐怖の瞬間を振り返った。

 隣接する建物にいた男性(44)は「地震だと思い外を見たら建物が吹き飛んでいた。天井が二つに割れ、人ががれきに挟まれていた」と慄然(りつぜん)とした。

 爆発した店舗から道路を挟んで向かいの東邦銀行新さくら通り支店は、2階建てビルの窓ガラスが破損。行員3人と現金自動預払機(ATM)の利用客1人の計4人が巻き込まれ、支店前を通行していたとみられる1人も救急搬送された。

 爆発は営業開始の数分前に発生。二十数人が開店準備をしていた。救急搬送された行員のほかにも、複数人がガラス破片でけがをした。30日は振り込みや口座引き落としなどの業務が集中する「五十日(ごとおび)」。東邦銀は本店などの行員も動員し、対応に追われた。

 現場から約100メートル離れた福島銀行開成支店はガラスが割れる被害を受けたが、けが人はいなかった。

 両行は30日午前、両支店を臨時休業とする対応を取った。東邦銀は復旧のめどが立たないため、31日に郡山市の郡山営業部に臨時窓口を設置する。福島銀は、31日中の同支店の営業再開を目指す。

 大東銀行の事務センターも、建物の窓ガラス約30枚が割れ、天井の一部が崩落する被害を受けた。