爆発...『音の振動』被害広げた 500メートル先でもガラス破損

 

 爆発の被害は広範囲に及んだ。福島民友新聞社の取材では、爆発による窓ガラスの破損は南東に500メートル以上離れた場所でも確認されている。専門家は「爆発によって生じた音が空気中で振動して伝わり、ガラスが割れたのでは」と分析する。

 エネルギーの解析が専門の福島大共生システム理工学類の佐藤理夫(みちお)教授(60)は、太鼓や打ち上げ花火の音が体に響くなどの例を示しながら「爆発の威力はすさまじく、かなりの音が周囲に響いたと考えられる。離れた位置の被害は爆風ではなく音の振動による被害と考えられる」と述べた。

 また爆発事故では、周囲への延焼が確認されなかった。佐藤氏は「激しすぎる爆発で周囲の可燃物を一気に吹き飛ばし、不幸中の幸いだが火災が発生しなかったのでは」と指摘した。