「古関メロディー」で恩返し 山司さん、パイプオルガン演奏

 
パイプオルガンを弾く山司さん=7月25日、ふくしん夢の音楽堂

 「福島のために恩返しの演奏をしたい」。仏・トゥールーズ地方音楽院に留学中のオルガン奏者山司恵莉子さん(27)=仙台市出身=は7月25日、福島市のふくしん夢の音楽堂にあるパイプオルガンで「栄冠は君に輝く」などの古関メロディーを演奏した。

 音楽堂が、隣接する古関裕而記念館への来場者に古関メロディーを楽しんでもらおうと企画した。同様の企画で7月11日にも演奏しており、同25日は2度目となった。

 山司さんは東京芸大音楽学部受験の際、仙台から音楽堂に何度も通って自主練習を積み、合格をつかんだ。「やっぱり音楽堂のパイプオルガンの残響や音色は素晴らしい。今回、自らの練習も兼ねて演奏を引き受けた。聴衆に多彩な古関メロディーを聴かせたい」

 東京芸大大学院を休学し、昨年9月から留学。コロナ禍で帰国したが、現地は平穏を取り戻しつつあるため8月に渡仏して再び学習に専念する。「各国や時代ごとに異なるオルガンの奏法を体得する。オルガン奏者のキャリアを積むことが目標」と意気込みを語った。