「ホテル向瀧」8月上旬新装開館 土湯温泉、コロナ休館の向瀧旅館

 
今月上旬にオープンする「ホテル向瀧」

 新型コロナウイルスの影響で休館していた土湯温泉の向瀧旅館(福島市)が今月上旬、新たな経営者の下で「ホテル向瀧」として新装開館する。

 これまで旅館を経営していた会社の事業分割を経て、飲食店を展開する福島市の会社が新たに経営を担う。経験豊富な料理人の手による和食や洋食を提供し、ほかの旅館などとの差別化を図る。客室は30室でスタートする。社員は15人で、向瀧旅館で働いていたスタッフらを雇用した。

 閉館したホテル辰巳屋(福島市)で社長や支配人を務めた佐久間真一さん(70)が総支配人を務める。佐久間総支配人は「スタッフと共に勉強を重ね、広く愛されるホテルにしていきたい」と話した。

 向瀧旅館は鉄筋コンクリート9階建て。1921(大正10)年創業の老舗で、来年100周年を迎える。東日本大震災で建物が被害を受け営業停止に追い込まれたが、2012年に再開。今年3月31日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて休館した。