「墓参り代行」依頼増!県外在住者に需要 コロナ禍で帰省自粛

 
墓参り代行サービスで依頼者のお墓に花を飾る佐藤さん=福島市

 新型コロナウイルスの感染拡大で帰省しての墓参りを諦める人が増えていることを受け、業者による墓参り代行サービスが注目を集めている。代行サービスを行っている福島市の事業者には例年より多く依頼が舞い込んでいる。

 「例年の依頼は4件程度だが、今年は10件程度に増えた」。こう話すのは「花の店サトウ」(福島市)専務の佐藤純男さん(42)。遠方に住んでいたり、高齢化で墓参りに行けなかったりする人の依頼を受けて3年前から代行サービスを行ってきた。今年は本県への帰省を自粛した県外在住者からの依頼が増えた。

 佐藤さんは10日、同市大笹生の墓地で依頼者の墓の草をむしり、墓石を磨き、香華を手向け「依頼者は直接お墓参りをしたいはず。その代わりに心を込めて丁寧に作業している」と語った。

 同じくお墓参り代行サービスを行うカンノ・トレーディング(福島市)も依頼が増えている。担当者は「例年は1~2件だが、今年は10件ほどの依頼がきている。県外からがほとんど」と語った。