ウマ~い!力道山の次男と孫も舌鼓 若松で会津馬肉PRイベント

 
大皿に盛られた馬刺しを味わい、雄たけびを上げる力道山の次男の百田光雄さん(左)、孫の力さん

 国産馬肉日本一の産地を目指す「会津ブランド馬肉 さくらの会」は18日、会津若松市の芦ノ牧温泉で初のPRイベント「会津馬肉まつり」を開いた。会津に馬刺しを広めた「元祖」とされるプロレスラー力道山の次男と孫も駆け付け、会津馬肉のおいしさをアピールした。

 会津地方は熊本、長野とともに「日本三大」の馬肉の産地と呼ばれている。会津馬肉は、赤身で脂肪の「さし」が入っていないことが特徴。低カロリー、低コレステロールだが高タンパク質で、健康に留意する運動選手にも注目されている。「さくらの会」は昨年5月、会津を日本一の産地にしようと会津若松市などの21事業所で結成した。

 初のイベントには約170人が来場し、会津馬肉料理の試食・販売が人気を集めた。

 同会が馬肉をよりおいしく味わってもらおうと開発した、食後消臭化ニンニクを使った「会津旨辛みそ」や「会津馬刺しょうゆ」のお披露目も行われた。

 郡山市の男性(75)は「会津馬肉はさっぱり食べられる。馬肉を食べると元気が出る」と笑顔を見せた。

 同会は28、29の両日、829(馬肉)に合わせた「馬肉の日829キャンペーン」を展開する。会員の14店舗で、829円(税別)の馬肉定食を提供する。

 ◆力道山が伝えた生食文化

 会津馬肉を巡っては、かつては焼いたり「桜なべ」にしたりすることが主な食べ方だったが、現在のように「馬刺し」として生食が盛んになったのは、力道山がきっかけ。

 1955(昭和30)年、鶴ケ城でプロレスの興行が行われた。試合後の力道山は弟子を引き連れ、会津若松市内の「肉の庄治郎」を訪れた。そこで、解体中の馬肉に持参したつぼのたれを付けて食べた。その時のたれが現在のからしみそに似たたれで、この食べ方が会津に広まったという。

 イベントに参加した力道山の次男百田光雄さんと孫の力さんは、力道山と同じくプロレスラーの道を歩んだ。2人は会津塗の大皿に盛られた300グラムの馬肉をそれぞれ平らげ「まだいける」とおいしさをアピールした。