自然の神秘...ヒスイ原石か 庭の観賞石の中から次々、いわきの民家

 
「ヒスイと知り驚いている」と義兄からもらった石を手にする木村さん

 いわき市の理容店主の木村章さん(87)は、自宅庭に埋めた観賞石からヒスイと思われる原石が次々と出てきて驚いている。木村さんは「非常に硬いので加工はできないが、じっくり観賞したい。まだまだ出てきそうだ」と気持ちが高ぶる。

 原石は、トラック運転手だった義兄が新潟県糸魚川市の姫川近辺で拾った観賞石。水石採集を楽しむ木村さんの趣味を知り、5~6年前に贈られた。

 石はあまりに重く、大きさも50センチほどあったので、当時は置く場所がなく自宅庭に放り出し観賞用にしていたという。

 7月中旬に思い立ち、木村さんは、半信半疑のままハンマーで石をたたき割ってみた。中から、20センチ程の大きさの塊が出てきた。

 塊の表面は、緑色に輝いていた。「まさにヒスイの輝きだった。たまたまもらった石だが、何千年もかけて出来上がった美しさに自然の神秘を感じる。見て楽しみたい」と木村さんは話す。

 木村さん自身、水石採集が好きでいわき市の好間川などに足を運んでは形や輝きなど気に入った石を探している。

 「これほどの石はなかなかお目にかかれない」と石を手にして目を細めた。