4市町村『熱中症対策』授業短縮 感染防止の換気で室内冷やせず

 
午前中から気温が上昇し国道115号で見られた逃げ水=19日午前11時40分、福島市

 日本列島が広く高気圧に覆われて晴れた19日は、厳しい暑さとなった。気象庁によれば、20日も東北から九州にかけて猛暑日となる地点が相次ぎ、本県では福島市などで38度を超えることが予測されている。二本松市などの4市町村は、小中学校の授業を短縮するなどの対策を取ることを決めた。熱中症の増加も懸念され、各地の消防本部などは小まめな水分補給の徹底や冷房の適切な利用を呼び掛けている。

 二本松市教委は緊急対策として、市内23の全小中学校の授業を午前中で終了する。最高気温に達しない段階で下校させ児童生徒の熱中症を防ぐことが狙いだ。授業や休み時間を短縮し、給食後のなるべく早い時間に下校できるようにする。

 同市は、全ての小中学校にエアコンを設置しているが、新型コロナウイルスの感染対策で窓や扉を開放しており、十分に室内を冷やせない授業環境も背景にある。放課後児童クラブにも下校時間に合わせて児童を受け入れてもらうよう協力を求めた。二本松市のほか、本宮市や大玉村、新地町で午前授業や短縮授業などが行われる。

 緊急対策を取らない学校でも、子どもの健康を守る対策を徹底する。会津若松市教委は、環境省が計測している「暑さ指数」(WBGT)などを参考にしながら、部活動の中止などの熱中症対策を実施するよう各学校に求めた。飯舘村では、児童生徒に配布できるように500ミリリットル入りの水を用意している。20日は、午後は湿った空気の影響で、南部を中心に雨や雷雨となり、激しく降る所もあるという。