郡山初「クラスター」発生...合唱練習で新たに5人 計7人感染

 

 県などは20日、郡山市で行われた合唱練習の参加者で新たに5人の新型コロナウイルス感染が確認され、県内5例目となるクラスター(感染者集団)が発生したと発表した。練習参加者の感染確認は計7人。県内でのクラスター発生は4月以来で、郡山市では初めて。

 5人の内訳は郡山市に住む20代男性と郡山一中の女子生徒2人、須賀川市に住む郡山市職員の30代男性、相馬市に住む中村二中吹奏楽部顧問の20代女性教員。合唱練習の参加者は計45人おり、検査の結果、7人以外は全て陰性だった。

 郡山市によると、生徒2人は合唱部員。市青少年会館で16~18日に県合唱コンクールに向けた強化合宿をしていた。20代男性は18日に感染が確認された福島大の男子学生が所属する合唱クラブのメンバーで、郡山一中合唱部と16日に合同練習した。郡山市職員の男性と中村二中の女性教員は16日の練習に参加していた。

 相馬市によると、女性教員は18日に同校で吹奏楽部を指導した。保健所は濃厚接触者として生徒21人と教員3人を2週間の自宅待機とするほか、18日に出勤していた別の教員17人を含む41人のPCR検査を実施する。24日予定の2学期の始業式は通常通り行う方針。

 また県は20日、会津若松市に住む無職の20代女性と浪江町に住む団体職員の40代男性の感染が確認されたと発表した。合唱参加者と合わせて計7人の感染が1日に確認されるのは緊急事態宣言解除後で最多。県内の感染確認は4日連続の計120人で、今月だけで31人となった。7人は軽症で入院または入院予定。

 会津若松市の女性は19日に感染が確認された同市の10代男性の友人で、男性と複数回会っていた。県はこの女性を含め男性の濃厚接触者は家族4人、友人2人、親戚1人としている。

 浪江町によると、団体職員の男性は道の駅なみえを運営する「まちづくりなみえ」の職員で8~10日にマスク着用で出勤。10日に38度台の発熱などの症状が出て以降出勤していない。

 県アドバイザーの金光敬二福島医大教授は「合唱中は感染防止対策を講じていても、休憩中や練習後などに感染することもある」と指摘。感染者への差別意識や偏見を持たないよう求め、クラスターの発生機会を減らすためにも「大人数の活動が必要かどうか、吟味してほしい」と述べた。