郡山市長「防止策は最善」 初のクラスター、合唱練習会で感染

 
合唱の練習によるクラスターが発生した郡山市青少年会館

 郡山市で行われた合唱練習会参加者から新たに5人の新型コロナウイルス感染が確認され、県はクラスター(感染者集団)と認定した。感染防止対策が取られた練習での感染拡大に、20日会見した品川萬里郡山市長は「感染防止措置に最善を尽くしたが、クラスターが発生してしまった例と認識している」と語った。

 市によると、郡山一中と一般の合唱クラブの2団体による合唱練習は16日に市青少年会館で行われ、郡山一中合唱部30人と一般の合唱クラブ15人の計45人が参加。市保健所は、利用人数を守った上で十分な換気を行い、隣人と2メートル以上の間隔を空けて練習を行っており、施設利用の感染防止策は十分行われていたとしている。さらに郡山一中の合唱部員らはフェースシールドかマウスシールドを着用するなど、飛沫(ひまつ)防止策も徹底していたという。

 県のアドバイザーを務める福島医大の金光敬二教授(感染制御学)は「ガイドラインに沿って活動していても、休憩時間に近場の人と話したりすれば活動以外の場面で感染することもある。1個穴ができるとクラスターにつながってしまう」とし、活動中以外の時間についても感染防止対策を徹底することの重要性を指摘した。

 郡山一中休校せず

 郡山市は生徒の感染が確認された郡山一中について、この生徒や濃厚接触者が夏休み中の校内を利用していないため、休校にはしない。

 また、20日に感染が確認された30代男性職員が勤務する富田行政センターは同日午後に臨時閉館し、施設内を消毒した。21日は再開する予定。