「入試範囲縮小」決定!21年春・県立高 中3後半1カ月分除外

 

 来春の県立高入試を巡り、県教委は21日、学力検査の全5教科で中学3年の後半で学ぶ約1カ月分の学習内容を出題範囲から除くことを正式決定した。有識者でつくる県立中学校・高校入学者選抜事務調整会議がまとめた報告書に基づき決めた。

 新型コロナウイルスの感染拡大による臨時休校で、地域により学習進度に差が出たことから、公平性を担保する。

 出題範囲から除外されるのは、国語が書写、数学は標本調査、英語は中学3年の最後に学習する単元の新出語句、理科は科学技術と人間などの単元、社会は公民の国際社会の諸課題などに関する単元。範囲外の学習内容については生徒の卒業までに指導する。県教委のホームページにも除外範囲を掲載している。

 新型コロナを巡っては、出題範囲の縮小のほかにも特例措置が取られている。今春導入された入試制度のうち、前期選抜の特色選抜では、各校が部活動の大会成績などの出願要件を定めている。本年度は新型コロナの影響で大会中止が相次いだことから、県教委は一般選抜、連携型選抜、後期選抜も含め、本年度の大会実績を点数化しないことを決めている。代わりに実技試験や面接でこれまでの練習内容や努力の過程などを確認するとしている。