「誰でも縄跳びできる」 いわきの元教師、40年の経験本に込める

 
「縄跳びの魅力や活用法を伝えたい」と話す斎藤さん

 いわき市の元小中学校教師斎藤仁さん(65)は、縄跳びの練習法や教育法、パラスポーツとしての楽しみ方などをまとめた「なわ跳び練習百科」を出版した。国際大会で優勝するなど、第一線で約40年間縄跳びを続けてきた斎藤さんが知識や経験を詰め込んだ本で「縄跳びは一人でもでき、コロナ禍でも取り組める運動。新たな魅力や活用法を伝えたい」と話す。

 斎藤さんは長年教育に携わる中で、縄跳びを詳しく説明した書籍が少ないことを課題に思ってきた。教育現場では技ができずに縄跳びが嫌いになったり、劣等感を抱いたりしている子どもを見てきた。「理論的に教えればできるようになる。知識を多くの人に広めたい」と本の作成を企画した。

 約250ページの本には、技や練習法を詳しく説明するために約2500枚の写真を盛り込んだ。「正しいやり方を覚えれば子どもでもできる」と伝えるため、運営する同市の桜花なわとびクラブの小学生~高校生に協力してもらい、跳ぶ姿をこま撮りで撮影した。

 「生涯スポーツとして多くの人に楽しんでほしい」との思いから、車いすで縄をくぐる運動法や、片方の手や指が動かせない人でも縄を回せる方法など、障害者が縄跳びを楽しめる方法も解説している。身長や熟練度に応じた最適な縄の長さなども紹介している。

 叢文社(東京)の企画出版で、初版を1000冊発行した。7月15日にインターネット通販の「アマゾン」などで発売したが初版本は売り切れ、第2版を準備している。市内を含む全国の書店でも販売しており、斎藤さんは「全国の人の役に立てばうれしい」と笑顔で語った。本は1冊2750円(税込み)。問い合わせは叢文社へ。