「常磐もの」ヒラメの栄養着目!健康食品開発へ ふたば未来高生ら

 
ヒラメを真空で加熱調理した健康食品「FISH PROTEIN」の試作品

 広野町のふたば未来学園高女子サッカー部の部員や水産加工業者などでつくる商品開発チーム「SEVEN SEAS(セブンシーズ)」は、「常磐もの」のヒラメを使ったアスリート向け健康食品「FISH PROTEIN(フィッシュプロテイン)」の開発に乗り出した。ヒラメをミルフィーユ状に重ねて味を染み込ませたもので、運動後の疲労回復などを期待する。11月に浜通りでの販売会開催を目指す。

 商品作りの発起人は、同校トップアスリート系列の女子生徒(3年)だ。相馬市出身で父親が漁師の女子生徒は、同校の課題解決型の授業のテーマで本県の漁業について学んできた。3年生になり、県産魚のおいしい食べ方を提案して東京電力福島第1原発事故の風評を払拭(ふっしょく)しようと、同級生やいわき市で水産加工業などを営む「福や」の井出拓馬さん(35)らに協力を求め、チームを結成した。

 チームは、アスリートの体づくりに役立つ商品を作りたいと考え、良質な高タンパク質を含むヒラメに行き着いた。ヒラメには、運動選手らが好んで食べるサラダチキンに比べ、疲労回復の効果があるビタミンB12が約7倍含まれている。試行錯誤を繰り返し、歯応えが感じられるようヒラメを重ねて味を染み込ませ、真空で加熱調理する方法にたどり着いた。

 23日には、同校のイベントに合わせ、試作品を生徒らに食べてもらった。生徒ら約30人は、バスケットボールやバレーボールなどの運動の後に、塩味とコンソメ味のフィッシュプロテインを試食した。

 同校アカデミック系列の男子生徒(1年)は「私も相馬市出身で、福島の魚を使った商品を食べられるのはうれしい。スポーツ後に塩分も取りやすく、体づくりにはいい食材だと思う」と話した。