郡山・寿泉堂病院跡...20階建て「複合ビル」に 24年度完成へ

 

 郡山市駅前の旧寿泉堂綜合病院を解体し、跡地に同病院の健診センターやマンションが入った20階建て複合ビルの建設計画が進んでいることが24日、分かった。

 複合ビルは1~3階に健診センター、4~20階に計約150戸分のマンションを整備する方針。2021年度に旧病院の解体を始め、24年度に新築工事が完了する見通し。

 計画は郡山駅前1丁目の市街地再開発事業の一環で進められ、リーマン危機後に凍結されていた。同病院を運営する湯浅報恩会の湯浅大郎理事長が代表を務める市街地再開発事業個人施行者が24日までに、事業再開の方針を決め、計画案を関係者や住民に示した。野村不動産(東京都)が再開発事業の協力者として参画する。

 市街地再開発事業は、定住人口拡大による中心市街地活性化や地域医療の充実を目的に01年にスタート。その核として、旧病院の近くに上層階にタワーマンションを併設した地上24階建ての現在の病院を建設し、11年2月に移転した。

 しかし、旧病院跡地にもう一棟のタワーマンションを建てる計画については、経済状況の悪化によるマンション販売の不振などから10年8月に休止を決定。予定地には旧病院の建物が残されたままになっていた。

 市中心部には同病院のほか、太田綜合病院が09年に閉鎖した旧病院と、東日本大震災で損壊した星総合病院の旧病院が残り、街づくり上の課題となっている。計画の再開によって中心市街地活性化の前進が期待される。郡山駅前の再開発を巡ってはこのほか、17年に旧丸井郡山店跡にビジネスホテル「ダイワロイネットホテル郡山駅前」や飲食店などが入った複合商業施設が整備されるなどの動きがあった。