「由美かおるがいねえじゃねえか」...渡部恒三さん記憶残る言葉

 
昨年開かれた米寿を祝う会。渡部さんは変わらぬ”恒三節”で会場の笑いを誘った

 23日に88歳で死去した渡部恒三さん。半世紀にわたる政治家人生の中で記憶に残る数々の言葉を残した。

 「20代で県会、30代で代議士、40代で大臣、50代で天下を狙う」

 県議選初出馬のあいさつで。早大雄弁会の先輩でもある竹下登元首相から教えを受けた言葉だった。37歳で衆院議員となったが、厚生相就任は50歳を過ぎてからだった。

 「たばこは健康のもと」

 厚生相時に。当時愛煙家だった渡部さんの発言は現職閣僚の言葉として報道され、批判を浴びた。

 「由美かおるがいねえじゃねえか」

 民主党・前原誠司代表の下、国会対策委員長に就任した際に。委員長代理の平野博文、川端達夫の両氏に「助さん、格さんになってお仕えします」と出迎えられて応じた。その後「平成の水戸黄門」と呼ばれるようになった。

 「転び方が悪かったのかな」

 当時厳しい党運営を強いられていた前原民主党代表らを前に。会津の民芸品「起き上がり小法師(こぼし)」を党幹部に贈り、「どんなに転んでも、われわれは立つ」と激励した。しかし、前原氏の小法師はなかなか起き上がらず、周囲からは苦笑いが起きた。