いわきの「メヒカリ」魅力発信 ダンスボーカルユニット発掘へ

 
「いわき愛があふれる人材を求めている」とオーディションで総合プロデューサーを務めるダズオーさん

 歌手やダンサーを目指す若者の夢実現といわき市の魚「メヒカリ」の消費促進を重ねて魅力を発信させるプロジェクトが動き出す。同市の音楽グループ「メヒカリボーイズ」のラッパーDAZU―O(ダズオー)さん(37)が中心となり、10~25歳の本格ダンスボーカルユニット「メヒカリウォーカーズ(MWZ)」を育て、活動の傍ら魚文化の拡大を目指す。

 ダズオーさんが所属するメヒカリボーイズは2014(平成26)年に結成。きっかけは「メヒカリが嫌い」「食べたことがない」という子どもの声だった。福島の魅力とメヒカリのおいしさを伝えられればと活動してきたが、発信だけでは消費が増えない現実を知った。

 消費拡大方法を考え、たどり着いたのが、本格的なダンスボーカルユニットの発掘。「音楽は人の心をつかんだら一気に広まる」。

 魚の歌を歌うだけのご当地アイドルユニットではない。ステージでは若者に響く音楽で興味を引く。プロモーション活動ではメヒカリをはじめ「常磐もの」のおいしさを発信する。

◆夢は「いわき愛」ライブ

 夢は日本武道館でのライブだ。ただのライブではなく、物販には常磐ものが並ぶ「いわき愛」のあふれる時間を描いている。

 練習は市内で行う。講師陣は、AIさんやMayJ.さんらと交流のあるダンス・ボーカル指導のHI―D(ハイディー)さんら国内最高峰の面々。

 ケツメイシなどのツアーに参加経験のあるMISUZUさん、東方神起のサポートダンサーKyoukaさんがダンスを指導する。ダズオーさんが総合プロデュースを担う。

 デビュー日は11月3日。オーディションは今月30日に行う。応募はボーカル、ダンスのみ希望も可だが、「一番は地元愛があるかどうか。その先は大人が育てていく」と積極的な参加を期待する。

 審査内容は自己PRと課題ダンス(ダンサー)、自由曲(ボーカル)。募集は29日まで。

 問い合わせは事務局・はなの舞いわき駅前店(電話0246・24・2580)へ。
 
◆「メヒカリマップ」発行を計画

 「せっかく市の魚に制定されているのに、のぼり旗の一本もないのはどうか」。ダズオーさんはユニットのもう一つの狙いを名前の「ウォーカーズ」に込める。

 いわき市をメヒカリで埋め尽くそうと、デビューと同時進行で10月半ばを目標に、フリーペーパー「ハイマガジン」と共同でメヒカリを味わえる飲食店を取り上げた「メヒカリマップ」の発行を計画している。

 メヒカリウォーカーズの運営母体となる「メヒカリのハイタッチ」は市内の水産卸売、小売り業者、飲食店計10社で構成している。メヒカリを使った商品開発や海外進出も活動の一つだ。