福島県の小中学生『最少』更新 少子化背景、中学生1000人超減

 

 県は25日、文部科学省の学校基本調査結果(速報)を発表した。5月1日現在の県内の小学生は8万6804人(前年度比926人減)、中学生は4万7108人(同1075人減)で、いずれも過去最少を更新した。

 少子化を背景に、小学校の児童数は1984(昭和59)年、中学校の生徒数は88年から減少が続いている。義務教育学校を含めた学年別にみると、最も人数が少ないのは小学2年生の1万3656人で、最も多い中学3年生の1万5900人より2244人少なかった。

 東京電力福島第1原発事故で避難した子どもの帰還などを背景に、13年度以降は学年が上がるにつれて前年より人数が増える傾向にあるが、増加幅は縮小傾向。最も増加幅の大きい小学4年生で前年比22人増にとどまった。

 県内の高校生は4万7571人(前年度比1854人)で、91年以降の減少傾向に歯止めがかかっていない。県は「少子化の中で適切な統合や学級減を進め、先端技術を学んだり地域の課題解決に貢献する機会をつくるなど、教育活動を一層充実させることが大切だ」(県立高校改革室)としている。

 本年度は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、速報で公表する項目を児童、生徒数や教員数などに限定した。例年速報で公表している大学進学率などの数値は12月ごろに国が公表予定という。