「農家そば屋」コロナ乗り越え再出発!いわきで倉庫改造新店舗

 
人気の旬の野菜天そばを振る舞う藁谷さん

 いわき市の藁谷勲さん(87)は、同市三和町上永井の自宅でいわき高原そば処「農家そば屋」を開店した。「地元産のそば粉で打った十割そばをぜひ味わってもらいたい」と、倉庫を改造した新店舗で腕を振るう。

 藁谷さんは23年前、三和町の地域活性化のために転作地でソバの作付けをした。「本格的なそばを提供したい」と考え、そば打ちを習うために会津地方で修業。地元に戻ってからは、永井営農改善組合そば部会長を務め、そばの普及に欠かせない"そば打ち職人"の育成にも力を注いできた。

 15年間ほど自宅から離れた古民家で営業していたが、老朽化で新店舗に移転を決めた。本来は4月に開店する予定だったが新型コロナウイルス感染症の影響で、4カ月遅れの再出発となった。藁谷さんは「味に厳しい人においしいと言ってもらえることがやりがい」と意気込む。

 藁谷さんのそばを好み、県内外から足を運ぶファンも多い。人気メニューは取れたて野菜の天ぷら6種と、甘みそで味付けしたジャガイモ、漬物、豆腐などの小鉢が付いた「旬の野菜天そば」(1200円)。「永井生そば(もりそば)」(700円)もある。営業時間は午前11時~午後3時。営業日は土、日曜日、祝日。平日は10人から予約できる。問い合わせは同店(電話0246・87・2240)へ。