聖地観光!いわき誘客へ「寺社巡り」 国宝・白水阿弥陀堂など

 
いわき市にある国宝・白水阿弥陀堂

 いわき観光まちづくりビューローは本年度、いわき市内の寺社仏閣などを巡る「聖地観光(レイライン)」事業を本格化させる。国宝・白水阿弥陀堂や平安時代の高僧・徳一(とくいつ)が建立したとされる寺など、日本文化の精神を感じることができるパワースポットを結ぶツアーなどをつくり、新型コロナウイルス感染症の収束後を見据えた訪日外国人旅行者の受け入れ態勢を確かなものにする。

 レイラインとは、英国で生まれた、古代遺跡などの配置についての考え方。複数の遺跡の位置が一直線に並ぶように配置されているとの仮説があり、その線をレイラインと呼ぶ。これらの遺跡は、現在の「聖地」に結び付いている。特定の日時に太陽の光が聖地を結ぶ現象を指すこともあるという。

 いわき市には、白水阿弥陀堂などの由緒ある寺社が数多く存在する。参道や鳥居を抜けて社殿に差し込む太陽の光を拝める場所があるという。同ビューローは、それらの場所への訪問と、座禅や書道などの体験を組み合わせた取り組みを通じて、観光誘客を図る。

 ビューローの計画は、観光庁の「訪日グローバルキャンペーンに対応したコンテンツ造成事業」の採択を受け、さまざまな支援を受けることができるようになった。

 今後は、候補となる寺社の絞り込みや観光ガイドの育成などに取り組む。