只見線「全線再開」...22年中にずれ込む 第6橋りょう工法変更

 

 JR東日本と県は26日、新潟・福島豪雨で不通となっている只見線会津川口―只見間(27.6キロ)の復旧工事の完了時期が、2022年4~9月にずれ込むと発表した。21年度内の完了と運転再開を目指していたが、流失した第6只見川橋りょう(金山町)で工法変更が必要になった。全線再開も22年中に遅れるという。

 JR東によると、橋桁工事で必要となるケーブル基礎を埋める只見川左岸の硬い地層が想定よりも深い場所にあることが分かり、工法を変更する。今年3月には右岸で斜面が崩落し、岩の下敷きになった作業員が死亡する事故が起きており、作業が約2カ月中断していた。

 11年に発生した新潟・福島豪雨では第5、7橋りょう(金山町)も流失したが、いずれも橋脚部分が完成し、橋桁の工事に向けた作業が進んでいる。橋桁の冠水や盛り土の崩壊などの被害が出た第8橋りょう(只見町)では現在、補強工事が行われている。

 JR東は「一日でも早い運転再開を目指したい」と説明。県は「全線再開の時期が遅れ、沿線自治体の関係者の気持ちが折れてしまうことを心配している。利活用の促進に一層取り組んでいきたい」(只見線再開準備室)としている。