「オ待タセシマシタ...」自動配膳ロボ 幸楽苑本宮店で実証実験開始

 
客席まで自動で料理を届ける配膳ロボット「K―1号」

 ラーメン店「幸楽苑」を展開する幸楽苑ホールディングス(郡山市)は27日、本宮市の幸楽苑本宮店で、料理を客のテーブルまで届ける自動配膳ロボットの実証実験を始めた。同社によると、ラーメン業界で配膳ロボットを導入するのは国内で初めて。

 導入されたのは人工知能(AI)を活用したロボット「K―1号」2台。客が席に設けられたタブレット端末で注文すると、ロボットが料理をトレーに載せて席まで届ける。センサーによって、人や物にぶつからずに運ぶことができる。

 同店では、料理を乗せたロボットがリズミカルな音楽を響かせながら注文した客の席に料理を届け、「お待たせしました。気を付けてお取りください」の音声で到着を知らせていた。客が料理を取り出し、ロボット上部のセンサーに手をかざすと、自動で調理場に戻って次の配膳に備える。

 同社は新型コロナウイルス感染予防やスタッフの負担軽減につなげたい考えで、星野剛広報マーケティング部長は「実証実験の成果を踏まえ、他店での導入も進めたい」と話した。

 10億円を借り入れ

 幸楽苑ホールディングスは27日までに、日本政策投資銀行から10億円を借り入れると発表した。

 借り入れは31日付で返済期限は5年間。新型コロナウイルス感染拡大による事業への影響に備え、運転資金や財政基盤の安全性向上のために充てる。