郡山・飲食店爆発、建物外観被害は265棟 り災証明226件発行

 

 郡山市の飲食店「しゃぶしゃぶ温野菜郡山新さくら通り店」で7月30日に起きた爆発事故の発生から1カ月を迎えるのを前に、郡山地方消防本部は28日、爆発による被害状況を発表した。周辺の建物外観への被害は265棟に上った。

 同消防本部によると、周辺では爆風などによって窓ガラスや屋根瓦が破損したり、外壁にひびが入るなどの被害が数多く確認されたという。最も被害が広範囲に及んだのは現場の東側で、約550メートル離れた開成山大神宮でもガラスが割れるなどの被害が出た。

 27日までに同消防本部が発行したり災証明書は、不動産が199件、車両は27件となっている。

 被害者への補償を巡っては、店舗を運営する高島屋商店(いわき市)と店をチェーン展開するレインズインターナショナル(横浜市)が被害対応のための基金を創設。しかし、けが人の治療費や保険外の損害など被害者の生活復旧を目的にした暫定的な補償のため、生活再建に向けた本格的な補償の見通しは立っていない。

 爆発事故は30日午前9時ごろに発生。改装工事のため店内にいた仙台市の会社員、男性(50)が死亡したほか、現場周辺にいた20~80代の男女19人が骨折などのけがをした。