抽出検査後初の新米販売 早場米「五百川」、おいしさPR

 
「安全性を引き続き伝えていきたい」と語る後藤社長

 本年産の早場米「五百川」(本宮市の旧荒井村産)の販売が29日、福島市の県観光物産館で始まった。コメの全量全袋検査が抽出検査に切り替わってから初の新米販売イベントで、生産者が新米のおいしさと安全性をアピールした。

 イベントでは、本宮市の「御稲プライマル」が出荷した五百川の新米が店頭に並んだ。後藤正人社長(40)によると、7月の天候不順で10アール当たり60キロ程度収穫量が減ったが「新米としては食味があり白米の味を楽しめる」と評価する。

 全量全袋検査から抽出検査に替わり、パッケージから全袋検査を証明するシールがなくなった。例年だと県外からの注文が多いといい、後藤社長は「客の反応が気になるが、おいしさだけではなく検査の仕組みなどを伝えていきたい」と話した。価格はいずれも税込みで2キロ入りが1180円、5キロ入りが2592円。

 抽出検査は本年度から、全量全袋検査に代わり県内の多くの地域で導入される制度。現在まで早場米の検査が進められているが基準値(1キロ当たり100ベクレル)を超える放射性セシウムは検出されていない。