「中合福島店」8月31日閉店 老舗百貨店へ別れ惜しむ買い物客

 
閉店前の週末に中合福島店を訪れた買い物客=29日午前11時50分、福島市

 老舗百貨店の中合福島店(福島市)は31日、JR福島駅東口の駅前再開発に伴い閉店し、146年の歴史に幕を下ろす。

 中合は1874(明治7)年に呉服店として開業。1973年に福島店を駅前の辰巳屋ビルに新築移転し、県都の中心地で経済発展を支えてきた。福島店の閉店で店舗は全て営業を終え、今後は清算手続きに入る。

 辰巳屋ビルは再開発で取り壊しが決まっている。ビル跡地を含むエリアには商業施設やホテル、マンション、福島市の交流・集客施設など複合施設が建設される。着工は2022年度、完成は26年度の見通し。

 百貨店は人口減少やインターネットショッピングの市場拡大を背景に経営環境が厳しくなっている。

 近県では、山形市で老舗百貨店の大沼が1月に破産。同市は日本百貨店協会加盟のデパートがない初の県庁所在地となった。

 31日には中合福島店が閉店する福島市、そごう・西武の営業が終了する大津市、徳島市で百貨店が消滅する。