オール会津で新たな魅力発信 食文化などテーマ、若松でシンポ

 
新たな撮影スポットの創造を提案する奥会津郷土写真家・星さん

 会津の魅力を再発見し、観光振興につなげる「取り戻そう心躍る観光会津」シンポジウムは28日、会津若松市の割烹萬花楼で開かれた。会津地方の8市町村の首長らも出席、「仏教信仰の拠点」や「食文化」など五つのテーマで意見交換し、新たな発信の手法や連携の道を探った。

 JR只見線の全線復旧と東日本大震災からの復興を支援している仙台市のエスオーインターナショナルの主催。同社社長は西会津町出身の佐藤悟さん(60)で、イベント開催や寄付などで古里を応援し続けている。

 佐藤さんは「観光客が減り、地域経済が疲弊している。会津の歴史や食文化に焦点を当てて発信したい」と趣旨を説明した。

 首長らが各市町村の観光をPRした後、石田明夫会津歴史観光ガイド協会理事長がテーマを示し、観光関係者も交えて意見交換した。

 新城猪之吉会津若松観光ビューロー理事長は「会津は滞在型観光に対応できる。地域間をどう結ぶかが大事」と連携強化を訴え、「東京に会津のアンテナショップを設けては」と提案した。

 奥会津郷土写真家の星賢孝さんは「只見線の風景や霧幻峡が人気なのは四季が美しいから」と述べ、「全体を見渡せるような新たな撮影スポットを創造するのもいい。会津タワーのような場所も考えていいのでは」と提案した。

 石田さんは各地の素材をテーマでつなぐことを提案し、佐藤さんはオール会津での取り組みを訴えた。

 シンポジウムの模様は9月5日から放送時間を変更し毎週土曜日午前6時からBS12トゥエルビで放送される「奥山えいじこころのふるさと会津」でも取り上げられ、同20日午後1時から同チャンネルで特別編が放送される。