郡山七中、大島小に最高賞 「福島県合唱コンクール」閉幕

 
心を一つに美しいハーモニーを響かせた郡山五中

 第74回県合唱コンクール最終日は30日、郡山市のけんしん郡山文化センターで中学校と小学校の各部門が行われ、各部門1位の県教育長賞に中学校部門が郡山七、小学校部門は大島が輝いた。中学校音楽祭、小学校音楽祭、おかあさんの各部も行われた。この日は各部門、各部に当初より14校少ない計23の学校、団体が出場。金賞には小・中学校部門で計8校が選ばれた。県合唱連盟などの主催。

 郡山五中は金賞 「感謝の気持ち歌乗せた」

 「保護者や先生への感謝の気持ちを乗せ、悔いの残らないよう歌うことができた」。金賞を受賞した郡山五中の部長(3年)は充実した表情で語った。

 全日本合唱コンクールで2年連続日本一に輝いた同校。しかし、今年は全国大会が中止となり、「大きな目標を失い、悲しかった」。それでも生徒らは前を向き、手洗い、うがい、マスク着用などを徹底しながら、今回のコンクール開催を信じ練習に打ち込んだ。

 全体で音を合わせる時間が限られた。また、離れて歌うため、周りの声が聞きづらいという課題もあったが、顧問の橋本厚子教諭らから個別指導をしてもらうなど工夫しながら、心を一つにしてきた。

 仲間と共に臨んだ最初で最後の大舞台。生徒らはネット配信を見守る保護者らにも思いの詰まった集大成の歌声を届けた。橋本教諭は「思うように練習できない葛藤もあったと思うが、前向きに取り組み、人間的に成長した。私の誇り」と生徒らをたたえた。

 「対策これが目安に」

 感染症対策を強化して開催した県合唱コンクール。県合唱連盟の小林悟事務局長(51)は「今できる最善の対策を講じ、終えることができた」と振り返った。

 合唱関係で新型コロナウイルスのクラスターが確認されたことから無観客で開催。演奏中もホールの扉の一部を開放、入退場の経路を指定するなど出演者同士で接触がないよう対策した。

 出場した学校の顧問から「開催してもらえて良かった」と声をかけられたという小林事務局長。「これが目安となり、これからのコンクールの新たな形の一つになる」と述べた。