「諦めずにチャレンジを」 冬季パラ『金』鈴木さん、湊中で講演

 
諦めないことの大切さを生徒に伝えた鈴木さん

 2014年ソチ冬季パラリンピックアルペンスキー男子回転座位で金メダルを獲得した猪苗代町出身の鈴木猛史さん(32)は31日、会津若松市の湊中で講演し、全校生徒20人に諦めないことの大切さを訴えた。

 市教委の主催。オリンピック・パラリンピック教育推進事業の一環で、東京五輪・パラリンピックへの意欲を高め、障害者に対する理解を深めるのが目的。

 鈴木さんは「パラリンピアンから学ぶ~Never give up」と題して講演した。

 鈴木さんは、小学校2年生の時に交通事故で両足を失った。当時を振り返り「『死ぬまで歩けない』と一時は絶望したが、周囲から『足はないけれど手がある』と励まされ、手で階段を上るなど努力を重ねてきた」と明かした。友人とのサッカーでは、足ではなく手でボールを投げるルールを新たに考案して遊んだことも語り「障害者だからできないと決め付けないことを胸に刻んだ」と述べた。

 鈴木さんは「両足を失ったが、今はとても幸せを感じている。パラリンピックやチェアスキーに出合うことができてよかった」と語り「最初から諦めずに、まずはチャレンジすること。失敗してもいい。最後まで努力することが大事」と生徒らにメッセージを贈った。

 鈴木さんは小学校3年生から障害者スポーツのチェアスキーを始め、2006年トリノパラリンピックから4大会連続出場した。