コロナ感染の女性教諭にエール!生徒手紙「みんなで待ってる」

 
中村二中に匿名で届いた応援の花

 新型コロナウイルスに感染し入院中の中村二中(相馬市)の女性教諭を元気づけようと、同校生徒らが2日、手紙を書いた。手紙を書いたのは女性教諭が顧問を務める吹奏楽部員で、濃厚接触者として自宅待機し、同日から登校を再開した22人。「みんなで待ってる」「元気に戻ってきて」。恩師にエールを送った。

 女性教諭は郡山市で行われた合唱練習に参加しており、8月20日に感染が確認された。生徒らは18日に指導を受けており、濃厚接触者とされた。その後のPCR検査で全員陰性となったが、経過観察のため2週間自宅待機し、症状が見られなかったことなどから登校を再開した。

 市や同校によると、生徒たちが「感染した先生が一番大変」と声を上げ、授業後の部活の時間に手紙を書くことを決めた。ある生徒は「学校のことは心配かもしれないが安心してほしい。みんなで待ってます」と、したためた。「みんなで一緒に文化祭をしたい」と願いを込めた生徒や、「寂しいけれど先生の体調が一番大切。早く元気になって戻ってきてほしい」と伝える生徒もいた。

 市によると、夏休み明けの8月24日、同校に市内の団体や匿名の人から激励の花が届いたという。匿名の花には「早く元気になられますようお祈りしております」などとメッセージが添えられていた。

 女性教諭は部活の際にマスクを着用し、生徒同士の距離を確保するなど対策を講じた。合唱練習の感染者が明らかになった後は、外出などを自粛した。同市の立谷秀清市長は「(女性教諭は)感染させないための適切な行動を取った。全体的に感染者は(迷惑を掛ける、そしりを受けるのではという)精神的なダメージが大きくなってしまっている」と指摘。手紙を書いた生徒らの行動を歓迎し、「みんなで感染者を励ます文化が必要だ」とした。