「郡女大唯一の陸上部員」東北大会初V 自ら創設、1人で練習

 
大学唯一の陸上クラブ員として結果を残した野木さん

 郡山女子大食物栄養学科1年の野木玲那さん(いわき市出身)は第49回東北学生陸上選手権(8月4~10日・仙台市)の女子200メートルに出場し、25秒12の自己新記録で初優勝した。野木さんは同大唯一の陸上クラブ員。大学入学後初めての大会で好記録を打ち出し、「初出場で何も分からないからこそ殻を破れた。素直にうれしい」と喜びを語った。

 野木さんは郡山東高時代、400メートルリレーで全国高校総体(インターハイ)に出場するなど活躍し、栄養学を学ぶため同大に進学した。入学当時、陸上部はなかったが、高校時代に結果を残せず悔しい思いを抱えていたことから、競技を続けるためクラブを創設した。

 平日は1人で練習し、休日は高校時代の恩師である福島陸上競技協会強化委員会短距離コーチの宮田貴志さん(相馬東高教諭)の指導を受けてきた。

 選手権では女子100メートルにも出場し、12秒36で2位に入った。「この結果に満足せず、より高い目標を目指したい」と見据える。高校時代は食事の量が少なく、「エネルギー切れ」になることが多かったという野木さん。将来は大学の経験を生かしながら、高校生のほか、栄養管理面で不安を抱える人の食を支えたいとしている。