「モモせん孔細菌病」の防除対策費補助 県、防風ネットや改植

 

 県北を中心に「モモせん孔細菌病」の被害が拡大していることを受け、県は、防風ネットの設置や木を植え替える「改植」の経費の一部を補助する。国の補助事業に上乗せして、総合的な防除対策を加速させる。

 9月補正予算案に1億4450万円を計上した。防風ネット設置については、国が2分の1を補助しており、県が3分の1を上乗せして全体額の6分の5まで補助率を引き上げる。改植については、国の17万円の定額金(10アール当たり)に11万3000円を上乗せする。

 県は今後、JAや生産者らを対象とした説明会を開き、補助事業を報告するとともに地域での防除対策を促進する。モモせん孔細菌病は果実などに「病斑」と呼ばれる斑点が発生する病気。食べても味や健康に問題はないが、見た目が劣るため商品価値が下がる。

 県のこれまでの定点調査では伊達、福島両市で昨年より3割増の8割の農園で被害が確認されており、JAグループ福島や県議会が県に支援を求めていた。