福島駅前「再開発」...核店舗予定者と交渉 駅前空洞化など懸念

 

 福島市のJR福島駅東口周辺の大型複合施設を核とした再開発事業で、市は再開発準備組合とともに商業ゾーンのキーテナント予定事業者と入居条件に関し交渉を進めている。8日の9月市議会一般質問で明らかにした。

 キーテナントには、中合福島店を想定する案もあったが、閉店のため断念した経緯がある。大型複合施設のホテルとマンションは別の予定事業者と交渉が進んでいる。施設は2026年度オープンの計画だが、駅前空洞化などの懸念から前倒しが検討されている。

 また、市は再開発事業に伴って空きビルとなる「辰巳屋ビル」の取り壊しが始まるまで、物販などで有効活用ができないかを検討している。

 イオンの伊達進出でにぎわい減少の懸念

 イオンモール(千葉市)が伊達市で計画を進める大型商業施設「イオンモール北福島(仮称)」を巡り、隣接する福島市は進出により、中心市街地の空洞化や商店街の衰退、駅前のにぎわい減少などを懸念している。8日の9月市議会一般質問で市村尊広商工観光部長が答えた。

 市村氏は「進出に反対ではない」とした上で「市中心部のまちづくりと両立し広域的に発展する計画でなければ賛成できない」と強調。県商業まちづくり推進条例に触れ「県民の意思として確認した結果を重く受け止めるべきだ」とした。