新型コロナ...変わり始める『葬儀の形』 少人数やリモート化に

 
テレビ会議システムを使った葬儀の準備をする渡辺さん

 新型コロナウイルスの影響で葬儀の形も変わり始めている。

 告別式や通夜などは不特定多数の人が集まるため、どうしても「3密」になりやすい。高齢者や遠方からの出席者がいれば、感染の危険性も高まる。そのため各葬儀業者は座席の間隔を空けたり、消毒や換気を徹底したりといった対策を強いられている。一方で、最近は親族だけなど少人数で行う家族葬を選択する遺族も増えている。

 ただ、葬儀は故人と別れをする最後の機会であり、どうしても出席したいという声も多いという。こうした要望を受け、スマートフォンの動画配信機能を活用するなどして葬儀の様子を参列希望者に視聴してもらうサービスを始める葬儀業者も出てきた。

 家族葬のみやび(郡山市)はテレビ会議システム「Zoom(ズーム)」を使った無料のリモート葬儀・法要サービスを8月中旬から開始。9月に入ってから同システムを使った告別式が2件あった。首都圏在住者が遠隔で葬儀に参列したり、高齢者施設に入っている男性が長年連れ添った妻を画面越しに見送ったりといったケースがあった。

 同社安積ホールの渡辺功葬儀相談員は「コロナ禍の中、故人をお見送りするための一つの選択肢となるのではないか」と話している。